東京新国立競技場(オリンピックスタジアム) 木材の調達で調達公約違反の疑い

オリンピック.jpgロイター通信、ブルームバーグなどにより、新国立競技場の建材として使用されている木材の調達ルートに公約違反があるのでは、という疑いが取り上げられました。
新国立競技場は、2020年に東京で開催されるオリンピックに向けて現在建設中です。
東京オリンピックは、持続可能性(サステナビリティ)に配慮した運営計画の策定・活動の推進を公言しています。

下記、東京オリンピック公式ホーページより 原文まま:
オリンピック・パラリンピック競技大会は、世界最大規模のスポーツイベントであり、その開催はスポーツの分野だけでなく、社会経済等、多岐に渡る影響を及ぼす一大事業です。また、その影響は、開催都市である東京のみならず、日本全体、さらには世界にまで広く及ぶものです。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、東京2020大会を持続可能な大会とするため、「持続可能性に配慮した運営計画」を策定し、活動を推進していきます。
引用終わり
それを踏まえ、持続可能性の可能性から木材の調達基準も策定されています。
新国立競技場の建材として使用されている木材の卸業者であるシンヤン社が、現地民の人権侵害や、違法伐採などについて悪名高い会社であり、調達先として元々定めていた公約を満たしていないのではないか、ということです。
シンヤン社は、ブルネイなどからの木材の伐採・調達・輸出を行っている会社であり、日本でも多くの大手建設会社がシンヤン社から木材の調達を行っています。
しかし、違法に熱帯雨林の伐採が行われている、もしくは現地民の権利を侵害し、紛争が起きているという疑いがあるようです。
ブルネイ.png
調達基準によると、組織委員会の定める基準は以下の通り。(一部抜粋)
木材について、持続可能性の観点から以下の1~5を満たす木材の調達を行う。なお、コンクリート型枠合板につ いては再使用の促進に努め、再使用する場合でも1~5を満たすことを目指し、少 なくとも1は確保されなければならない。
  1. 伐採に当たって、原木の生産された国又は地域における森林に関する法令等に照 らして手続きが適切になされたものであること
  2. 中長期的な計画又は方針に基づき管理経営されている森林に由来すること
  3. 伐採に当たって、生態系の保全に配慮されていること
  4. 伐採に当たって、先住民族や地域住民の権利に配慮されていること
  5. 伐採に従事する労働者の安全対策が適切に取られているこ
今回、シンヤン社が噂通りの会社であるとすると、上記の基準は満たしていないことになります。
資材の調達を行う際に、仕入れ先に対して自社の調達基準を説明することは当然のことです。
ましてや、国をあげてのイベントとも言えるオリンピック。
注目度も非常に高く、建材の資料量も非常に多いであろう新国立競技場の建設に関して、
定めた基準を満たしていない、というのはもってのほかでしょう。
利用者からしても、海外での環境破壊・人権侵害の上に成り立ったものだとわかったら、気持ちのいいものではないかもしれません。
シンヤン社、組織委員会が調達基準をちゃんと満たしているのであれば、そのことを公にするのが良いでしょうし、
シンヤン社の状況がわからないのならば即座に詳しい調査をするべきでしょう。
そうでないのならば、当初の方針を守り、仕入れ先をすぐにでも変更することが望ましいように思えます。
誰もが誇れる大会とするためにも、こういった根っこに関わる部分はしっかり公表された方が安心できますね。

参考:


地球の歩き方 マレーシア ブルネイ 2017~2018


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