【フランス】2040年までに石油・ガスの国内完全生産廃止を発表

フランス
フランス政府は2050年までに温室効果ガスの削減目標を達成するため、2040年までに国内外の石油・ガス生産を段階的に廃止する予定です。
エマニュエル・マクロン大統領が今回フランス内閣に提出した法案が成立すれば、フランスは化石燃料の生産を全面禁止する世界初の国となります。
現在提出中の法案によると、フランス政府は、今後地理的に離れたフランス領土も含めて、国内での石油・天然ガスの開発を一切許可しないということです。

もともと、自然へのダメージが大きいと言われているフラッキング(水圧破砕法)はフランス国内で全面禁止されていますが、2040年に向けて段階的に厳しくなっていくことになります。
(水圧破砕法:岩盤の隙間に高圧の水を注入して隙間を拡張し、岩盤の隙間などにたまった石油・天然ガス等を掘り出す方法。この方法が開発されるまで、商業的な掘削は不可能と言われていたエネルギー源を活用することを可能にしたが、水の汚染や地盤へのダメージ、石油等の流出が環境問題として取り上げられている。一般的にいう、「シェール革命」の引き金。)
現状許可されている開発についても、延長は許可されなくなっていくということで、トタル社などに代表されるフランス系の国際石油資本会社は少なからず影響を受けることが見込まれます。
しかし、これらの会社に対しては、海外に石油備蓄施設等を保持することは許可されるということであり、営業活動に致命的な制限がかかるということではなさそうです。
Gizmodoによると、フランスは、先進国等の中で比べても石油等の化石燃料の生産への経済的な依存度は低いようです。化石燃料の生産量は600万バレルで世界で71番目。
フランスは2022年までに石炭を使用した発電を停止する、ということも宣言しており、原子力発電への依存度もどんどん下げるという発表しています。(2015年時点での75%から、2025年までに50%)
また一方で、ディーゼル・石油燃料の車から電気自動車への移行も国の方針として発表されています。
こういった形で、化石燃料への依存度を下げ、再生可能エネルギーへ移行していく、という国策は見受けられますが、
実情として化石燃料を完全に取り除くのは簡単な話ではありませんし、化石燃料は加工によってプラスチックや服になったりします。
ですので、少なくとも輸入は必要になるでしょう。
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tansighboy

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