【ロールスロイス】海の上でのインターネット+IoT で起きる革命

海のインターネット事情

 

海ではインターネットが通じません。

少し前までは、空の上でもインターネットは通じませんでした。

さらに数年遡ると、地下鉄やトンネルの中ではインターネットが通じないのが当たり前だったことも思い出されます。

近年になって、飛行機の中でもWi-fiが使用できるのが、日本・世界問わずに一般的になってきています。
地下鉄やトンネルの中でもインターネットは通じるのが当たり前になっていて、メールに追われるビジネスパーソン達の安息の地はどんどんと減っていっています。

 

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ですが今でも、海だけは基本的にインターネットが通じず、衛星通信を使用したインターネットは非常に低速で通信料も限られています。

衛星通信会社や航空宇宙機器メーカーの間で、そんな海におけるインターネットの環境を改善する動きがあるようです。

では海でのインターネット状況が変わった場合、一体どんなことが起こりうるのでしょうか。

ロールス・ロイス社が、非常に興味深い活動を行なっています。
テーマは「Ship Intelligence」、海洋における業務を変革するソリューションを提供することを目的としています。

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具体的には、下記の3つのサービスがウェブサイト上で紹介されています。

<ヘルスマネジメント>
海で使用される機器にセンサーを設置、その結果収集されるビッグデータを活用して、予想だにしないことが起こりがちな海洋におけるリスクの低減・分散、安全性の向上、費用の予測精度を向上。

<エナジーマネジメント>
自動化された業務や、船自身に設置されるセンサーを通じて集められる情報を常に表示し、エネルギーの使用状況を常にモニタリング。燃料効率への意識を高めたり、操業の改善のポイントを発見するのに役立てる。

<遠隔&自動操作>
船の操業や、航路の選択なんかの自動化を促進する。重要な決断のみを人間が行い、それ以外の業務を自動化することで、人間は付加価値の高い仕事に集中でき、一方で安全性の向上も見込める。

いずれのサービスも、センサーによる情報の収集に基づいた、IoT化だったり、デジタル化・自動化だったりするようです。
情報の収集にもインターネットが望ましく、遠隔操作にもインターネットが必要です。

もし船の操業が完全自動化され、エネルギー効率が格段に向上したら、世界の物流には新たな革命が起きるかもしれません。
グローバル化した世界においては、大規模な物流の主役はやはり海運です。
波や天気の予測、大型生物との衝突や海賊の発生など、海では色々なパターンで予想外のことが起こり得ます。
環境への影響を抑え、従業員の安全も確保出来、エネルギー効率も断然よい、インターネットによって切り開かれる未来の海運はそんなものかもしれません。

参考:

海にもIoTの波がやってくる!

インマルサット、Global Xpressの海事市場展開について発表:Fleet XpressとFleetBroadband Xtra

How Does In-Flight Wi-Fi Really Work?

飛行機の機内Wi-Fiによるネット接続はこうやって実現されている


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コンテナ物流の理論と実際―日本のコンテナ輸送の史的展開

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