【アメリカ】大気汚染・環境保護の経済効果

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再生可能エネルギーの経済的価値

カリフォルニアバークレー大学の科学者たちにより、再生可能エネルギーの経済的価値について新しい研究が発表されました。

デヴ・ミルスタインと他3名の研究によると、

風力発電と太陽光発電は、火力発電などの大気汚染を加速させる発電方法を抑制することに役立ち、

その大気汚染の抑制による経済効果は2007年から2015年のアメリカにおいて、累積で29.7~112.8億米ドル(約3,000億円~1兆1,000億円)にのぼるということです。

 

これらの経済効果は主に、大気が汚染されなかったことによる、死者・健康被害者の減少によるもので、3,000~12,700人の早期死亡が防げた計算になります。

予測された数字に幅はあるものの、実際には87億米ドル(8,700億円)程度と思われ、この金額は連邦及び州の財政支援の総額にも匹敵しています。

つまり彼らの研究は、「環境保護を行うことは経済的に有意義である」=「環境保護を行うことで得られる経済効果は、それにかかる費用よりも安い」ということを示した論文の一つに名を連ねました。

 

そして、さらに注目すべき点は、クリーンエネルギー・再生可能エネルギーはどんどんと価格が下がってきている、という事実です。

 

ブルームバーグニュー エナジーファイナンス(BNEF)は、ドイツ、オーストラリア、アメリカ、スペイン、イタリアでは既に、一般的に高額と言われている太陽光発電が従来安価なエネルギーとして信じられていた石炭発電にコストで肩を並べていると述べています。

また驚くべきことに、2021年までには、超大国である中国とインドでも同様のことが起きるだろうとも言われています。

 

再生可能エネルギーにより綺麗になった大気の中で、より健康な生活を送ることで経済活動も活性化する。

お金以上の価値もありそうですね。

Clean Energy Is About to Become Cheaper Than Coal

The climate and air-quality benefits of wind and solar power in the United States

The Expense of Renewables Is Outweighed by the Health-Care Savings They Provide


岩波講座 環境経済・政策学 環境の経済理論


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tansighboy

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