【代替食物】空気で作る未来のプロテイン

プロテイン

フィンランドのラッペンラーンタ大学と、VTTフィンランド技術研究センターの共同研究により、電気と二酸化炭素からプロテイン(タンパク質)を作ることに成功したことが発表されました。

この技術は空気も利用可能のため、電気が生産できるところであればどこでも食べ物や動物の餌が生産出来ます。

つまり極端な話、太陽光発電のパネルとこのプロテインの生産設備、そして十分な光さえあれば、電気も食物も賄える可能性が出てきたことを意味します。

基礎科学の復習

中学、高校で化学を習った際に、炭水化物やタンパク質、アミノ酸の構成物質が炭素、酸素、水素、窒素ばっかりじゃないか、と思った人も少なくないかと思います。

じゃあ、構成物質がどこにでもあるものなら、空気さえあれば化学合成とかで作れないのかな?と疑問に思った人もいるかもしれません。

今回の研究は、そんな発想を(実用的・効率的な方法で)本当にやってしまったものとも言えます。

この生産方法は、温度や湿度、日照条件や土の性質なんかの農業ならではの要素は関係せず、場所を選ばずに生産可能です。

この、場所を選ばない、という性質が将来的には大きな意味を持ちます。

生産風景

また、エネルギー効率で比べると、植物が光合成をして種や果実を実らせる従来のエネルギー変換方法よりも、10倍以上優れているという計算も出ているとのことです。

現時点での生産量は微々たるものですが、今後は、大規模開発によるコストの削減等に向けたパイロットフェーズに進みます。

現状生産出来るものは、タンパク質 50%、炭水化物 25%、残りは脂肪や核酸で構成されており、非常に優れた栄養価を持っています。

生産時に使用される微生物の変更で、栄養素の構成も変更が可能ということなので、色々なタイプが作られる可能性もあります。

砂漠の中で、太陽光で発電しプロテインを作る。そのプロテインで食事をしつつ、家畜を増やす、なんていう生活もありえるかもしれません。

ラッペンラーンタ大学:Protein produced from electricity to alleviate world hunger

Science Daily : Protein produced with electricity to alleviate world hunger

Incredible ‘protein reactors’ create food from electricity, help solve world hunger


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tansighboy

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