【イギリス スコットランド】世界初、本格的な浮遊型洋上風力発電施設を設置開始

イギリスのBBCニュースによると、世界初の本格的な浮遊型洋上風力発電施設の設置が、スコットランド北東の沖で開始されたということです。

World’s first floating wind farm emerges off coast of Scotland

今回、設置が開始されたのは、ピーターヘッド風力発電所 通称ハイウィンド という施設です。

この施設は、計算上2万世帯の電力を賄えると言われており、発電効率は現在稼働中の風力発電と変わらないということです。

(製造会社のStatoil社発表)

浮遊型洋上風力発電ですので、従来の風力発電、洋上風力発電とは違って、地面や海底などの足場を必要としません。

BBC_floating wind energy farm_2

BBC Newsより 浮遊イメージ図

そのため、海が深い日本やアメリカなどでの利用が期待されているということです。

今回はエディンバラ、グラスゴーに次ぐスコットランド第3の都市、アバディーン沖 25kmの位置に設置されましたが、

ノルウェーのフィヨルド沖でさらに4つ設置される予定です。

現時点では、導入コストが非常に高く、補助金なしでは設置不可能ですが、将来的には劇的なコスト削減が見込まれており、補助金なしでの設置も期待されているとのこと。

発電施設だけあって、そのサイズは超規格外。

BBC_floating wind energy farm_3

BBC News より引用

イメージをしやすくするための一例としては、

・羽を含めた高さは 175m

・一つの風車で 11,500トン

・羽一枚のサイズは 75m (旅客機エアバスの羽の長さとほぼ同じ)

これだけのサイズですから、設置にも環境への影響が懸念されています。

特に抗議が起こっているのは、海鳥の保護団体から。

海鳥が羽などに巻き込まれて死ぬことが懸念されているためです。

そのため、基本的には、海鳥の繁殖地などからは離れた場所が候補地に選ばれているということですが、

一方で、どの程度の影響があるかはまだわからない、というのが本当のところです。

浮遊型洋上風力発電は、気候変動の救世主になるのか、海鳥の天敵となるのか。

今後も目が離せません。

LinkedIn にシェア
Pocket

広告

1件の返信

コメントを残す