Reebok : トウモロコシとコットンで出来たサステナブルな靴

Reebok リーボック: トウモロコシとコットンで出来たサステナブルな靴


アメリカのCBSニュースによると、米系シューズメーカーの Reebok(リーボック)は、2018年8月 トウモロコシとコットンで出来たサステナブルなスニーカーの販売開始を発表しました。

これにより、Reebokは従来の靴よりも圧倒的に環境への負荷が小さい商品販売に向けた戦略を実行に移すことになりました。

もともと、Reebokは2017年4月に、アッパー部分をオーガニックコットン、ソールの部分をトウモロコシで作ったスニーカーを販売するというという計画を公表済みでした。

その計画発表から1年と少し、今回アメリカで実際に販売にまでこぎつけたようです。

 

バイオベーススニーカー NPC UK Cotton + Corn


今回トウモロコシとコットンだけで作られた靴(NPC UK Cotton + Corn)は、NPC UK というデザインラインとのこと。

「NPC(ニューポートクラシック)」と「NPC UK」は、1980年代にReebokから誕生したテニスシューズであり、Reebokの中でもクラシックな定番商品の一つ。

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NPC UK Cotton + Corn  Reebok公式HPより

 

NPC UK Cotton + Corn は、USDA (アメリカ合衆国農務省) から、バイオベースであるという認証を取得済みということです。

USDAの認証を取っていることは、USDAの定める割合以上 バイオ由来のものを使用して作られていることを証明するものであり、言ってしまえば政府のお墨付きとも言えます。

(なお、USDAの認証を取るための基準は製品カテゴリーなどによって異なっています) 

BioPreferredLabel
USDAより

 

NPC UK Cotton + Cornは、地面と触れるソールの部分がトウモロコシ由来の素材で出来ており、足を包み込む上(アッパー)部分がコットン、インソールは

トウゴマ(唐胡麻)を抽出したヒマシ油で出来ています。

また、パッケージも100% リサイクルされたものを使用しているということです。

 

2017年に販売計画を発表した際は$59.99 ~ $179.99 での販売になると予定されていましたが、今回販売されたNPC UK Cotton + Cornの販売価格は$95からとなり、従来のスニーカーの価格帯と同様になります。

 

 

ReebokAdidasと靴メーカーの未来戦略


 

Reebok の Future 部門のヘッドである Bill McInnis (ビル・マケルニス)氏は、「もしリサイクルや廃棄のしやすさを考えたとしても、それは依然としてプラスチックなどを使い続けています。つまり根本的な問題を解決していないことを意味します。」と述べ、オーガニックコットンとトウモロコシでできているということが、いかに重要なことかを説明しています。

 

また同氏によると、リサイクルなどと違い、今回は従来の原材料となる素材と全く異なるものを使用しているため、原材料を仕入れてくれるようなベンダーもいなかった。そのため、原材料の開発から着手し、販売までに5年もの歳月が必要になった。ということです。

 

日本でも広く知られているReebokですが、2005年以降 実はドイツ系 スポーツ用品企業であるAdidas(アディダス) の子会社です。

ReebokもAdidasも、スニーカーなどに代表されるように、子供から大人まで幅広い人たちに利用される商品を製造・販売していますね。

 

親会社であるAdidasは、海洋プラスチックをリサイクルして作ったPARLEY と呼ばれるスニーカーを販売しており、2017年度は世界で100万足以上を売り上げたということです。

Adidas PARLEYシリーズ

 

プラスチックのリサイクルでは親会社が先行していることもあり、リサイクルの一歩先を行くための戦略としてプラスチックを全く使わない靴を作ったのだとも考えられます。

Adidas と Reebok の間でどの程度開発技術などが共有されているのかは不明瞭ですが、グループ全体としては住み分けが出来ており無駄が無いというような印象も受けます。

 

ビル・マケルニス氏は、次のステップとしてbiodegradable(生分解性)な靴を作る予定だと述べています。

つまり、たとえ靴が土の中に埋まっていたとしても何十年もかからずに自然に分解されてしまうということを意味します。

世界で毎年およそ200億足生産され、3億足は捨てられているという靴が地球に環境に与える影響は小さく無いことは明白であり、同じペースでいつまでも作り続けられるかどうかは不明瞭です。

 

長い目で原材料の調達なども考えた時、持続可能な原材料で製造できる、という利点は業界の中でも競争力を持ちそうです。

いずれにせよ、ReebokのFuture部門のエソス(精神)として、”made from things that grow”(育つもので作ろう)を掲げており、それに従っているとのこと。

今後の製品ラインナップの充実、そして原材料の改良が期待されます。

 

 

USDA : VOLUNTARY LABELING INITIATIVE

Reebok Launch ‘Cotton and Corn’ Initiative With Plant-Based NPC UK

Reebok launches sustainable sneaker made from cotton and corn

How Many Shoes Are In Landfills?

 


[アディダス] ULTRABOOST PARLEY メンズ AC7836 レジェンドインク

 

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