【コーヒー】セブンイレブンのミレニアル世代に向けた戦略


セブンイレブンのコーヒー
セブンイレブンが、自社販売のコーヒーで使用するコーヒー豆のうち、1/3から半分程度を、持続可能な農業方法が認証されたコロンビアの仕入元に変更すると発表しました。
その認証は、レインフォレスト・アライアンス認証(Rainforest Alliance Certified:RAC)と呼ばれるもので、チョコレートやコーヒーなどで時々見かける、カエルのマークのものです。
その認証マークは、認証マークのついた商品もしくは製品の原材料が、レインフォレスト・アライアンスの定める厳しい環境基準を満たした生産者によるものだということを証明します。
レインフォレスト・アライアンス 公式HPより
ミレニアル世代に向けた戦略
セブンイレブンによると、ミレニアル世代とジェネレーションZ (両方を合わせて概ね1977-2012年の間に生まれた世代)は環境問題をとても重要視しているという、調査結果を受けての戦略とのこと。
ミレニアル世代の半数以上が、持続可能な供給源であるかどうかが、コーヒー選ぶ際に重要な要素であると認識しているようです。
エスプレッソで有名なイタリアンコーヒーの会社 イリー(Illy)のCEOは、
コーヒーは多年性の植物であり、コーヒー豆を作れるようになるまで(成熟して再生産ができるようになるまで)4年以上かかること、
そしてコーヒーの木の平均寿命は30年にもわたること
などと合わせて、サステナビリティへの対応はコーヒー産業にとって重大な要素だと述べました。
セブンイレブンは他にも、CSRに関するゴールとして消費エネルギーの削減や、再生可能エネルギーの利用を掲げています。
セブンイレブンの同業ですと、ローソンのマチカフェ(MACHI café)もレインフォレスト・アライアンス認証を受けています。
大企業によるこういった活動が広まり、その活動を消費者が正しく認識することも、サステナビリティへの一歩ですね。
7-Eleven Gives Millennials What They Want: Sustainable Coffee
7-Eleven® Continues Commitment to Sustainability with New Single-Origin Colombian Coffee
LAWSON MACHI café「ブレンドコーヒー」リニューアル
レインフォレスト・アライアンス認証 農園産のコーヒー豆のみを使用