LEGO植物由来(サトウキビ)バイオプラスチックのブロック発売

LEGO 植物由来(サトウキビ)のバイオプラスチックのレゴブロック発売開始


デンマークのおもちゃ会社 レゴ(LEGO) は、初めて植物由来の材料で作られたレゴブロックの発売を発表しました。
今回材料として使用されたのは、ブラジルのサトウキビを原料とするバイオプラスチックであり、今年のレゴのキットから使用される予定です。
現時点では、このバイオプラスチックが使用されるのはレゴブロックの木、茂み、葉っぱなどの「植物」に限られるとのことですが、レゴ社の最終的な目標はすべてのレゴブロックに植物由来の材料を使用することです。

 

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LEGO社 公式HPより

レゴが、デンマークに拠点を構えるLEGOサステイナブルマテリアルセンターに10億ドルを投資し、環境にやさしい代替材料の開発に100人を割り当てる、と発表してから3年近く経過しました。
当時の目標は、化石資源の利用、人権侵害、気候変動などの環境や社会の影響を取り除いた材料を目指すということでした。

今回採用された新しいバイオプラスチックもポリエチレン製であり、「柔らかく、耐久性と柔軟性があり、これまでの石油由来のプラスチックを使用して製造されたものと技術的に同一である」とのことです。
Environmental Responsibility部門のティムブルックス副社長は、プレスリリースで次のように述べています。
「LEGOの製品は常に、あらゆる子供に独創的な遊びを通して、自分たちの世界を形作るチャンスを与え、高品質の遊び体験を提供することを約束してきました。このバイオプラスチックも従来のポリエチレンと同じ特性を示しています。」

 

「でも、所詮プラスチックでしょう!」と憤慨する人も多いことでしょう。
一部批評家では、「サトウキビのプランテーションのために、一体何エーカーの熱帯雨林が切り開かれるのか?」との意見もありました。
しかし、カリフォルニア大学 サンディエゴ校 の分子生物学者、カリフォルニア州藻類バイオテクノロジーセンターのディレクターであるStephen Mayfield博士は、Mashableに対し「レゴの方向性は正しい」と語っています。
彼は、石油由来の従来のプラスチックから植物由来のバイオプラスチックに切り替えることで、製品の二酸化炭素排出量は約70%削減することが出来ると説明し、「批判者はいるだろう。しかし、バイオプラスチックは石油よりも優れている。だから、これらの試みは賞賛されるべきだ。生物由来の原料に近づくほど、(環境負荷的には)より良いものになる。」と述べました。

 

レゴの一貫した環境への配慮方針


レゴは、2013年からパンダのマークでおなじみの世界自然保護基金(WWF)とパートナーシップを結んでおり、彼らの環境に対する意識の高さにも一貫性が伺えます。

レゴは設立から80年以上が経過しましたが、今では親や兄弟、親族からレゴを譲り受けることもよくあることであり、世界の子供達の必須おもちゃの一つになっているとも言えます。

バイオプラスチックを使用しているレゴブロックは、現在製造されているレゴブロックの種類のうち1、2%程度ですが、これはまだ始まりにすぎません。

レゴは、2030年までに全てのレゴブロックを持続可能な材料に移行すると目標をかかげています。

将来子供が親になった時、環境に配慮された良いおもちゃで遊び育ったことを思い返せるような、そんな製品になるといいですね。

 

 

なお、バイオプラスチックはよく混同されますが、生分解性プラスチックとは異なり、自然界で分解されやすいなどの性質をもっているとは限りません。

あくまでも、植物由来の材料を使用している(もしくは使用している割合の高い)プラスチックであり、石油由来の製品である従来のプラスチックに比べて、枯渇の心配がないこと、そして二酸化炭素排出量が少ないことが利点です。

今回のレゴ社の発表は、レゴ社の商品が石油に頼らず生産可能になるかもしれないこと、レゴ社の二酸化炭素排出量が削減されること、を意味しております。
バイオプラスチックだから子供が口に入れても大丈夫、とか
レゴブロックは自然に還る、ということではありませんのでご注意を!

FIRST SUSTAINABLE LEGO® BRICKS WILL BE LAUNCHED IN 2018

Japan BioPlastics Association

THE LEGO GROUP AND WORLD WILDLIFE FUND PARTNER TO REDUCE ENVIRONMENTAL IMPACT

 

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tansighboy

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