世界最安 毎時1キロワット 約2円の風力・太陽光発電

世界最安の再生可能エネルギー

 

技術の革新が進み、値段も下がり続けている再生可能エネルギー。

では、国単位で見た時にはどこが一番安いんでしょうか?

 

大量の太陽光発電モジュールを製造している中国?

元祖技術大国日本?

企業活動が活発なアメリカ?

政府の助けもあり、再生可能エネルギーに向けた発展著しいインド?

 

その答えは、実はサウジアラビアとメキシコだと言われています。

 

 

サウジアラビアは太陽光発電メキシコは風力発電で、それぞれ世界最安の値段での取引が成立しています。

 

Mexican flag
メキシコ国旗

 

メキシコで最近受注された世界最安の風力発電の値段は(毎時)1キロワットにつき1.77セント(約2円)

そしてサウジアラビアの世界最安の太陽光発電の値段は(毎時)1キロワットにつき1.79セント(約2円)

 

もちろん、コスト計算上の単位や基準が異なりますし、規模も大きく異なりますので、一般的に日本で導入されている太陽光発電の値段と比較することはできません。

しかし、どちらも驚異的な安さです。

 

メキシコの風力発電の値段はサウジアラビアの太陽光発電の値段を若干下回っており、現時点での世界最安の再生可能エネルギーはメキシコの風力発電に軍配が上がります。

 

しかし、メキシコの風力発電はまだ値段が下がるといわれており、2019年もしくはもっと早い段階で、1キロワットにつき1セント(約1.1円)まで安くなると見込まれています。

 

風力発電は世界最安の再生可能エネルギーの地位を譲る気はなさそうですね。

 

安さの理由

 

その安さの理由の一つとして、現時点でも多くの再生可能エネルギープロジェクトの入札が進行していることが挙げられます。

その入札企業の中には、例えば、太陽光発電大手のカナディアンソーラー、エネルグリーンパワー、そして日本でも高い知名度を誇る三井物産などが含まれています。

 

ここ最近に承認された再生可能エネルギー等のプロジェクトは、2020年までに電力の売買を開始予定です。

 

それらのプロジェクトが開始された場合、再生可能エネルギーの供給が今より増えるため、インフラの改善や、運用・保守技術の改善から、さらにコストが下がっているかもしれません。

 

メキシコは政府主導で再生可能エネルギーにまい進しており、今後も彼らの値段は下がっていくことでしょう。

 

では、なぜメキシコはここまで再生可能エネルギーに積極的なんでしょうか?

 

メキシコが再生可能エネルギーに積極的な理由

 

一つはもちろんパリ協定です。

 

先日のCOP23の場で、シリアがパリ協定に署名する方針であることが発表され、現在パリ協定に同意していないのはアメリカ合衆国だけです。

 

関連記事:パリ協定 アメリカを除き196ヶ国が署名【署名国マップ紹介】

 

パリ協定の目標達成は世界単位での大仕事。

メキシコはパリ協定の目標達成に向けて積極的であることがわかります。

 

もう一つの理由はアメリカ合衆国、カナダ、メキシコの三ヶ国間での、地域的な合意事項の達成です。

 

アメリカ合衆国、カナダ、メキシコの三ヶ国は、2025年までに、彼らの消費エネルギーの50%以上を再生可能な供給源から得るということを目標に定めています。

 

カナダ、メキシコは現在その目標に向かって順調に改革を進めています。

しかし、アメリカ政府はトランプ政権に代わって以降、再生可能エネルギー等には消極的です。

 

アメリカ国内の大手IT企業、テクノロジー企業は再生可能エネルギーなどに強い関心を寄せていますが、国全体としては統一されていません。

関連記事:IT企業、テクノロジー企業がエコでグリーンな戦略を推し進める理由

 

大国アメリカが消極的である時だからこそ、メキシコは再生可能エネルギーに積極的な姿勢を取り、アメリカ大陸での存在感を強めたいという思惑があるかも知れません。

 

メキシコやサウジアラビアの安い太陽光発電は、再生可能エネルギーに対して懐疑的なエコノミストの予想すら超えて、成果を出しています。

メキシコがその強みを活かそうとすると、アメリカが再生可能エネルギーの割合目標が達成できなかった時や、アメリカ企業から引き合いがあった時には、彼らに再生可能エネルギーの電気を売ったりするかもしれません。

 

どんどんと値段が下がっている再生可能エネルギーですが、国によって値段の差があります。

再生可能エネルギーの多くは自然エネルギーを利用していますので、自然環境によって有利な国不利な国があるでしょう。

 

これらの事実を考慮すると、長い目で見たら再生可能エネルギーの売買も国家的な事業に成長するかもしれませんね。

 

How is Saudi Arabia setting solar pricing records? Is it sustainable – repeatable?

The World’s Cheapest Solar Bid Is Actually for Wind

 

 

 


地球の歩き方 メキシコ 2017~2018


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