【ブラジルの森林破壊】アマゾンの森林減少 3年ぶりに鈍化

近年、世界中で熱帯雨林、森林の破壊はどんどんと進んでいることは聞いたことがあるかと思います。

一例としては、1990年から2010年で世界の熱帯雨林は62%も消滅したという調査結果もあり、ブラジル アマゾンの森林減少も例外とは言えません。

(正確には、アマゾンはブラジル以外の国にもまたがっています)

ブラジル政府は、森林破壊鈍化の数値目標を掲げており、2020年の達成を目指してモニタリング活動を促進しています。

その成果なのかどうかはわかりませんが、ここ3年で初の森林破壊スピードの鈍化がみられました。

アマゾンの森林をめぐるブラジル

 

ブラジルは、2000年代以降 大幅な経済発展を遂げている国として有名であり、通称 BRICS(Brazil, Russia, India, China, South Africa)と呼ばれていました。

しかし、その経済成長の背景には、環境資源の開発なども進行していました。

最近でもブラジル政府は、金や鉄、マグネシウムなどの鉱物が産出されると調査結果を受けて、アマゾンの森林で国立保護区域に指定されていたエリアでの鉱山開発の開始を許可しました。

参考:Brazil revokes decree opening Amazon reserve to mining

 

鉱山開発が許可されたエリアはデンマークが丸々入ってしまうほどの広大なエリアであり、裁判所によってその許可は棄却されました。

 

また、森林破壊の大きな要因の一つとして、畜産業があると言われています。

畜産業を活発行うためには森林を切り開いて、牛を育てるための牧場作りが必要になるためです。

牛肉の輸出(畜産業)が国家にとってとても重要なビジネスであるブラジルでは、畜産業が好調だと森林が破壊されてしまう、というジレンマに陥っているのです。

 

森林破壊 ここ3年で初めての勢い鈍化

 

そんなブラジルにおける森林破壊ですが、ここ3年で初めて勢いが弱まったことが発表されました。

観測は衛星写真などを利用し、2004年から2005年の夏までを第1回として始まりました。

森林減少の過去最低数値は、2012年に記録された4,571平方キロメートル(それでも東京都二つ分以上!!)

2015年~2016年の森林減少は7,893平方キロメートルでしたが、

2016年~2017年が6,624平方キロメートルとなり、近年で久しぶりに勢いが鈍化したと発表されました。

森林減少の勢いは、地区によって大きくばらつきが見られています。

ブラジル中部のトカンティンス州は55%、ブラジル北部のロライマ州 は43%の勢い鈍化が観測されています。

一方で、ブラジル北部のアマパー州は、86%の勢い増加が見られているのです。

GoogleMapより

森林減少が急速に拡大しているアマパー州は、上で書かれている鉱山開発が許可されたエリアであり、

裁判所の棄却にもかかわらず、鉱山開発は進んでいるということが見て取れます。

 

政府が掲げる目標

 

調査員のパオロ・バレット氏がロイター通信に語った内容によると、今回の森林減少の勢い減退の理由は、主に最近のブラジルの景気後退と、家畜の値段低下が影響しているのではないか、ということです。

(家畜が高く売れないのであれば、牧場の新規開発は行われないため、森林も切り開かれなくなるため)

 

国が森林破壊を食い止めるにあたり、目標として掲げている数字は、年間4,000平方キロメートルであり、2012年の過去最低記録でもまだまだ足りません。

 

ブラジル政府は、森林を保護した地主に対して補助金を支払うなどの形で対策を練っています。

 

2020年までの達成を掲げているブラジル政府ですが、何かしらの追加アクションは取られるのでしょか?

 

Deforestation drops for first time in three years in Brazil’s Amazon

Brazil opens vast Amazon reserve to mining

 

Brazil minister: Amazon deforestation ‘drops by 16%’


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