海の持続可能性を広げるスタートアップ達

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海の持続可能性は長く議論されており、資源の減少やゴミの漂流、二酸化炭素濃度の上昇に水温の上昇と懸念点は山積みです。

それらの環境問題の多くは人間により引き起こされたものであり、人間は海とうまくやっていくための新たな方法を模索する必要があるかもしれません。

そんな中、海と人間がwin-winとなれるようなビジネスモデルが実践に移されてきてます。

海を浄化する養殖

グリーンウェイブ(GreenWave)社のビジネスモデルは、特に海洋温暖化や水質汚染にに対して意義がありそうなものです。

彼らは、貝や海藻の養殖家をつのる団体であり、海における3次元的な養殖。
つまり、海の深さなどをフル活用した養殖業を広めるための会社です。

彼らは養殖家を募集しており、色々と起業のためのサポートを充実させています。

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法的な手続きや、弁護士事務所によるサポート、
必要に応じて給付される費用補助、
2年にわたる教育プログラム、
パートナーシップを結んでいるパタゴニアからの、毎シーズン給付される道具類、
最初の5年間は収穫量の80%までを市場価格の3倍で買い取るという保証。

なかなかの手厚さですが、それを得るために必要なものは、
ボートと2万ドルのみ。(そしてもちろん養殖業をやっていくという覚悟と健康な体)

彼らの養殖のラインナップには、牡蠣や、ホタテ、ムール貝、ハマグリなどの様々な貝類に加え、海藻類があります。

そして、海藻の養殖によって海中の二酸化炭素濃度は減り、貝類の養殖により水質は浄化されるのです。
環境の保護、仕事の創出、地元に根ざした海産物の充実か、初期投資はかかるものの、プラスの側面は多くあります。

GreenWave

海で取れるカーボンニュートラルな燃料

マリンバイオエナジー社という会社があります。
彼ら Marine BioEnergy社は直訳するならば、海洋生態エネルギー社

彼らのビジネスは、その名前が表す通り、海の生態を利用したエネルギー源の産生です。

そのエネルギー源となるのは、海藻。
昆布などの褐藻類を生態燃料(バイオ燃料)として使用することにより、石油などに代替できるようなエネルギーの選択肢を作ろうという目的です。

褐藻類がその対象に選ばれるのは、何と言ってもその成長の早さです。
沿岸域のベストコンディション下では、彼らは一日で数十センチも成長することが出来るのです。
そして、彼らは地上の植物ほどセルロースやリグニンが多くなく、繊維が強くないため、バイオ燃料として都合がいいということです。

その成長の早さを活かし、育った海藻を燃料として使おうというアイデアですが、
現在はまだプルーフオブコンセプト(PoC, 実証実験)の段階です。

成長に最適な環境を整えたり、収穫の効率を良くするために、ドローンやロボティクスが使われているということですが、コストを抑えつつ収穫を増やすためには今後も要改善でしょう。

バイオ燃料も、燃焼の際には二酸化炭素を排出します。
しかし海藻も成長の際には二酸化炭素を吸収するため、二酸化炭素のトータルの収支ではプラスマイナスゼロ、もしくはマイナスになることが期待されています。

基本的に、普通のサラリーマンなんかと比べて不安定で自然の環境に左右されやすい海の仕事。
でもだからこそ、環境とうまくやっていく生活モデル、ビジネスモデルが必須になります。
より環境に近いからこそ感じられるサステナビリティの本質のようなものもあるかもしれません。

Startup is developing kelp farms in the open ocean to make carbon-neutral biofuel

GreenWave

This brilliant floating farm actually heals the world’s oceans


あんなに大きかったホッケがなぜこんなに小さくなったのか (角川学芸出版単行本)


さかなクン なりきりバンダナ

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