空飛ぶタクシー ドイツでついに実現【飛行機型】
空飛ぶタクシー
人類の夢の一つ 空飛ぶ車。
車の形ではないものの、ついにその夢の原型が出来上がりつつあるようです。
ドイツのスタートアップ企業、リリウム(Lilium)が目指すのは、オンデマンドで必要な時に必要なだけ利用できる「空飛ぶ電動タクシー」です。
もう言葉で説明するまでもなく、動画を見ればその未来感が伝わります。
リリウムの開発中の空飛ぶタクシー:リリウムジェット(Lilium Jet)は、空気の抵抗を抑える紡錘形のカプセルのような部分に、電力駆動式のファンをいくつも設置した羽が両サイドに装着された構造をしています。
空飛ぶタクシー自体は様々なところで開発が進んでおり、最近では、ドバイで人を載せられるサイズのドローンがタクシー用に開発されたことが取り上げられています。
ロイター:ドバイで「空飛ぶタクシー」の試験開始、世界初の導入目指し
しかし、リリウムジェットはその未来的なデザインに加え、
・ヘリコプターのように垂直に飛び上がることが可能
・ドローンタイプの航空機器の10分の1のエネルギーで動くことが可能
・最高速度は300km/hにまで達し、ロンドンからパリまでがたったの1時間
・完全に電気式のため二酸化炭素などの排出はない
・騒音はバイク以下で市街地でも問題なし
・そして、将来的にはUberのように配車アプリを利用して好きな時に乗ることができる
とのこと。
そんな夢のような乗り物、空飛ぶタクシー リリウムジェットですが、2017年の4月に実験飛行に成功したとのことで、さらなる投資を集め、開発規模の拡大が決定しました。
スタートアップ企業ながら、そのデザイン、細部へのこだわりは多く、それを乗り越えた上でのシンプルさこそが至高の課題であると、公式ホームページ上でも述べられています。
空を飛ぶ機器である以上、安全性が第一。
例えば、あえて中・小型のバッテリー駆動型のエンジンを多数搭載しており、たとえその中にいくつかが故障したとしても安全性に支障は出ないようにしているとのこと。
今後の予定ですが、2019年に初の有人飛行を実施し、2025年にはサービスの正式な開始
スタート時点では少々高めでも、その後値段を下げていき、誰でも使えるようにしたいということで。

値段設定
しかし、高めといっても現時点で予定している値段の時点で既に普通のタクシーよりも安いとのこと。
例えば、ニューヨークのマンハッタンから、ジョン・F・ケネディ空港までをタクシーで行った場合、
距離は26km、時間は約55分、値段は$56〜$73
しかし、そこをリリウムジェットなら
距離は19km、時間は約5分、値段は開始当初で$36、近い将来には$13、長い目で見たら$6
というから何から何まで驚きです。

将来の計画
ここまで夢に満ち溢れ、破壊的なイノベーションを起こしかねないハイテク技術なら、自動運転も組み込むのでは!?と考えるかもしれません。
しかし、スイスのUBS銀行の調査によると、仮にコストが安くなったとしても、無人の飛行機には乗りたくない、という人が半数を超えたということです。
そのため、現状ではパイロット有りを予定しているとのこと。
誰もが想像されたような未来の街をググッと手元に近づける、ドイツのスタートアップ発のイノベーション。
まずは2019年の有人飛行を成功してもらいたいですね。
LILIUM
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